前の日までは、どちらかと言うと美術館三昧でした。。


出品作家やゲストは、オーバハウゼン到着時にゲストオフィスで手続きをすませ
首掛けタイプのパスを貰います。
上映チケットは券売所で見たいプログラムのチケットを前日から購入(パスを提示す
ると無料)するシステム。
人気のプログラムは前日中に売り切れになってしまうこともある。
それだけ、映画を見に来る人達がいるということ。


映画館のチケット売り場はこの奥ですが、日中は上映の出入りとチケットの購入でこの混雑。チケット売り場の向かい側はカフェバーになっていて、ここで休憩する人もいます。
会場がコンパクトなので、常に人が密集していて、それがまた活気のある感じに見える。ただ会場が大きかったりきれいだったりするだけが良いってもんでもないですね。人と映画と環境のバランス。
その他映画祭の機能をいくつか紹介します。

メールボックス
各ノミネート作家・出品作家・ゲスト毎に用意されています。
他のコンペの告知が入っていたり、作家同士の資料交換だったり、
直接会えなくても作品を見て気になる人とのやり取りが可能だったりします。

チケット売り場や、ゲストオフィス(映画祭事務所)、ディカッションスペース等に
タッチパネル式の端末が設置されていて、映画監督や映像作家、プログラムのオーガ
ナイザーやスタッフなど映画祭関係者の名前・顔写真を検索することができます。
どちらも参加者同士のコミュニケーションを目的としたツールですが、
木製の手作り棚からデジタル検索システムまで幅ひろ〜くマルチメディアな気遣いです。
他の映画祭はどうなのだろうか?




映画祭会場へ向かう広場の看板

ビデオライブラリー
上映作品の全てが会場別施設に設けられたライブラリーで閲覧出来ます。
ここも常に混んでいるので予約制。
視聴室は真っ暗で皆真剣に見ているので撮影は控えました。けど撮れば良かった。。

専属カメラマンの写真が日々展示されて行きます。

よく見ていると…

ありました!オープニングの時の 笑

上映後のディスカッションは、こんな雰囲気です。
両サイドがプログラムを組んだ選考委員。
1作品毎に選考委員が質問を投げかけ、作家が答える。
その後オーディエンスからの質疑応答。このスタイルはどこでも変わらないですね。
佐竹の作品も含まれたこのプログラムは、アニメーション手法、スチル、記憶、ノスタルジー、家族等のテーマで作品がまとめられていて、今回映画祭で見た中でも非常に面白い内容のものでした。




ディスカッション終了後は、いつもの様にフェスティバルカフェへ。
良い夜が続きます。