2012年11月20日

記憶の価値(1)

_DSF0266.jpg

_DSF0314.jpg

カッセルで開催されているドキュメンタリー国際映画祭Kassel DOKへ視察。

カッセルに着くとdocumentaの時の人の賑わいはどこへやら?のゴーストタウン状態…
そんな中、駅直結の映画館だけが、映画祭参加者で賑わっていました。

Kassel DOKは、ヨーロッパ外ではそれほど認知度の高い映画祭ではないと思います。
でも、ケルンの知り合い映像作家達もこぞってドイツ国内ではおススメとして上げられる映画祭の1つ。


_DSF0282.jpg

実験的な作品、アニメーション等も含まれ、インスタレーション作品の展示も行われている、Extended Documentaryな映画祭でした。
映画祭としては、約一週間の中、扱う作品数は大量で、全てを見きるのは難しい程。各プログラムの担当者が、作品毎に作家と作品を丁寧に紹介するのが好印象です。
もちろんQ&Aもみっちり、その為にタイムテーブルはいつも押してしまうという状況です。映画祭の進行は基本的に全て英語で進められます。


_DSF0341.jpg

_DSF0346.jpg

_DSF0352.jpg

カッセルにはフィルム、アートを教える大学もある為か来場者には若い世代もかなり多い。
会場は駅構内のメインシアターの他に徒歩10分圏内に2つとdocumentaでも展示会場になっていた、駅舎脇のギャラリースペースにてインスタレーション作品の展示となっています。
それぞれのシアターにも特徴があって雰囲気が違うので、そこも面白い。
座席の前にテーブルの様な台が備え付けてある。こういうシアターは日本にはないなぁ。ビールおいたりメモとったり(暗いけど)結構便利。


_DSF0355.jpg

_DSF0265.jpg

その他、フェスティバルカフェ兼アーカイブもあり、プログラムで見られなかった短編はこちらでチェック。カフェメニューには暖かいスープもあります。
カッセルはケルン以上にとても寒かったので、到着してすぐここのスープで助かった。

さて、表題の件、

ドイツに来てから、欧州の映画祭、現代美術系の映像作品等を見てきた中で、今年はプライベートな記録がテーマになった作品がよく目立っていた様に思える。映画祭では、家族をテーマとしたプログラムを立てられていることもあった。そして今回Kassel DOKでドキュメンタリー作品を多く見てきた中で、この傾向について理解する為の糸口が少し見えてきたかもしれない。

パーソナルな事柄をテーマとすること自体は、特に新しいことではなく、60,70年代のフィルムマテリアルの実験映画、70,80年代の初期のビデオアート等においても映像表現の記録性、再現性という視点で、新しいメディアとしての特性を提示する形も含み、その当時の現在が進行形で表現されることから始まっていた。

しかし、上述の傾向は、パーソナルな事柄が今現在ということに加えて、過去の個人的な記録を素材として用いることを基本的な構造としている。
映像とナレーションによるスタンダードなドキュメンタリースタイルから、視覚効果的にも実験的な表現、ナラティブ、ノンナラティブと手法は様々だけれど、制作者の幼い頃の写真やビデオ、世代によっては8mmフィルムの場合もあるが、本人と家族に関わるプライベートな記録を再構築しながら過去の記憶を蘇らせ提示するという点で共通している。

そういった作品が1、2点であれば、その作家のスタイルとして受け取るけれど、ある種の傾向として現れていることに、表現における現代性を見出せるのかなと思うと、とても興味深い。

このプライベートな記録の2次的使用による作品が注目される要因としては、「記憶」に対する価値観の変化が、起こっているんじゃないかと考える。

世の中的には、写真や映像を記録することは、とても手軽になって、「撮る」という行為が殆ど日常の極自然な振る舞いであるかの様にポピュラーになり、「見せる」ことについても、デジタル化やネットワーク技術の発達によって、個人的な記録であっても、簡単に他者に見せる若しくは 、他者が見ることが出来るといった環境が整った。

「撮る」「見せる」ということが手軽になったことによって、例えば記憶の価値みたいなものが(あるとしたら)軽くなったのかというと、そう言う訳でもない。むしろ、今までとは少し違った方向で記憶に対する価値が出て来た様に思える。

技術の進歩やメディアの移り変わりによって個人的な記憶の可視化が習慣化、一般化して行ったのと同時に、
当たり前の様になった記録する行為が、他者の記憶への好奇心をより高めているんじゃないだろうか?
そして、今現在の記録に対する意識が活性化することで、過去の記録=記憶に対する興味も深まったんじゃないかと思う。

映像メディアによって過去の記録を見ることで、他者の記憶を疑似体験できたり、それをきっかけに自分の記憶も蘇らせることもできる。
そのことが社会的に記憶を共有することと相まって、映像作品として、過去の記録を用いる、またそう言った作品が注目を集める要因となっている様に思える。

プライベートな記録であっても、不特定多数の他者に共有されることで、大衆の記憶へと昇華される。

記憶の価値の変化がもたらした映像表現による記憶の再構築は、現代アートとしての社会的機能にも通じる。

個人的には、更にこの記憶の価値をキーワードにする事で映像における媒材(フィルムマテリアル、ビデオ、データ)の扱い方についても単に先端メディアというだけではない現代性を見出せるんじゃないかと思っている。

(記憶の価値について、映像史のフィードバックや表現から考えたいので、SNSの台頭によるプライバシーの共有化の様なことにはあまり触れていません。)

posted by ani at 08:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2012年11月16日

The plates in October

10月はリサーチツアーが続いたので、各地の郷土料理を頂きました。

9月のクロアチアも含めて、東欧圏の料理は、大枠では似ているけれど、それぞれ微妙に違っていて、そこが面白い。
それは、地域の文化の成り立ちや、アートなんかとも関連性があるようにさえ思える。

そして、ドイツの首都、ベルリンは流石に大きかった。
アートに限らず、ケルンよりも細かく色々と揃っていて、収穫も大きい。
地元の人達との交流も、いつもの訪問先よりも沢山できて本当にありがたかったです。
ぼくの密かな目標だった、自分の仕事でドイツに来てケンさんに会うとうのも達成できたのが嬉しい。
今後の励みになる。

写真はこちらから↓

http://flic.kr/s/aHsjCR38UB

いつもより、細かなコメント入れてます。

posted by ani at 07:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2012年11月13日

London

_DSF9685.jpg

_DSF9678.jpg

先週末はロンドン視察
初ロンドン、駅に到着してすぐにカッコいい街の雰囲気に当てつけられる。
なんだか、すごくキラキラして見える。初めての東京、初めてのNYと似た感覚。
今まで見て来たヨーロッパの都市とはちょっと違った、大都会に来たって感じのワクワク感がある。


_DSF9706.jpg

_DSF0249.jpg _DSF0251.jpg

National Gallery
真っ先に見に行ったのは、Richard Hamilton The Late Works
企画展は撮影ができないので画像はなし。
というか作品を複写した何らかの画像を見たとしても全く意味を成さない、そんな絵画だった。図録を購入するもメインはテキストです。
タブローの中で入れ子式に展開される"写真による虚像"と"写実的に描かれた具像"、神聖でナラティブな様をお持ち込みつつ、1つの絵の中で、虚と実の狭間の行き来を何度も促される。
点数は少なかったけれど、写真、絵画、デジタルの加工技術、印刷技術と扱われる表現メディアも多様で複雑なので、1点毎、見るのに時間がかかる。とても興味深く、実物を見られて本当に良かった企画展だった。


_DSF9742.jpg

_DSF9752.jpg _DSF9756.jpg _DSF9762.jpg

大英博物館
ロゼッタ・ストーンの本物を見る。
刻印されたヒエログリフの鮮明さと配列の美しさに驚く。
これは、そして明らかに何かを残して伝える情報伝達の為に発明されたものだよなぁと実感。

その他、古代ギリシャ、ローマなのどのレリーフも興味深かった。
レリーフでありながらも描写は繊細で、動きの表現、場面展開等は、日本の絵巻物も思い出しつつ、アニメーションや映画の歴史とリンクする。
この頃、構造物の周囲の壁面等に展開されるレリーフは、水平方向へ物理的又は、空間的な広がりを持って時間的概念が配置されている、つまり人間の歩行による視点移動を利用した、時間と空間をナラティブに表現出来るメディアであったと、映画的な解釈もできる。表現的な限界はあるものの、残されたものを見ると、メディアとしての普遍性があるよなぁと染み入る。


Tate Britain
ターナープライズの候補作家展
映像インスタレーション2人、絵画1人、パフォーマンス系1人。
映像インスタレーションは、どちらもファウンドフッテージや写真を用いたドキュメンタリー的な作品。上映作品としても堪え得る内容。というか上映の方が良い。
記憶、再構築、写真といったキーワードによって、実験映画と現代美術が再接近している点にも注目出来る。

_DSF9844.jpg _DSF9845.jpg

そして、大量にターナーを見る。ターナーもまた、ぼくが好きな絵画の1つ。
その場の空気が纏わり着くかの様に、風景画を感覚的に体験できるのが面白い。ターナーの絵に囲まれると、ある意味、映像インスタレーションよりもリアルな体験。
水彩画の小作も沢山見られて良かった。

_DSF9849.jpg _DSF9851.jpg

また、ターナーについての研究資料(色彩設計、絵の具の研究、色の分布図等)の展示も興味深い。
ターナーを模写しましょうコーナーも人が堪えなかった。

_DSF9840.jpg _DSF9841.jpg

Tate Britainは改装中らしく、展示替えの様子や、新しい展示台(?)を乾燥している所も開けっぴろげでそれもまた面白かった。

_DSF9839.jpg

コレクション企画は家族がテーマの写真と絵画。
ホックニーの母を描くシリーズもまた好きです。


Tate Modan
まず、特集上映のドキュメンタリーを見る。言語的にちょっと内容が難し過ぎた…
コレクションは、壮大だけれど、人も多過ぎたせいか、あまり良い印象は得られず。
これまで見て来たものを思い出しつつ、NY、パリ、ベルリン、ロンドンとそれぞれの都市の主要な美術館でのコンテンポラリーアートの見せ方の違いが面白いなぁと思う。Tateはなんだか、俗っぽく言うとcoolな見せ方。素っ気ない。プレゼンテーションに地域性が出るというのもなかなか興味深い。
ウィリアム・クラインと森山大道展、ウィリアム・クラインを大量に見るのは初めてだったので、インパクトが強かった。森山大道は、日本で見たことのある内容が多かったが、海外で改めて見ると、外国の作品(ロンドンから見て)という付加価値が加わって、少し意味が変わってくるなぁと思わされた。日本で見るのがベストな写真だと思う。


_DSF9971.jpg

_DSF0002.jpg _DSF0007.jpg _DSF0014.jpg

_DSF0021.jpg _DSF0024.jpg _DSF0050.jpg

_DSF0071.jpg _DSF0085.jpg _DSF0086.jpg

自然史博物館
これまでになく、イージーウォッチングな博物館。展示手段が、言葉を介さなくとも視覚的に理解出来る様に上手くデザインされている。グラフィカルでポップな解説図が上手い。日本の博物館とも雰囲気がよく似ている。
好みとしては、ベルリンやウィーンの自然史博物館の様に余計なサインが無い方が良いけれど、子供向けに興味を魅いたり、観光客向けにショップへ誘導したりといった点ではよく出来ている。これも大事。

_DSF0131.jpg

_DSF0133.jpg _DSF0136.jpg

ロンドン博物館
ここもまた、展示がかっこ良い。産業革命や二次大戦の内容が希薄なのがちょっと不思議。

National Portlat Museum
撮影NG。絵画、写真のポートレートのみの美術館。古風な美術館と思われるかもしれないが、Julian Opieがハイビジョンモニターでループアニメーションのポートレートだったりするのは流石。しっかり現代まで繋げてくれます。ポートレートによって美術史を綴って行くのも予想以上に面白い。

Film Museum of London
HPには、詳しく情報がなかった(と思う)のだけれど、2回も行ったのに展示準備でクローズだと言われる。なんだかフラれてしまった…。


_DSF0170.jpg _DSF0182.jpg _DSF0185.jpg

_DSF0217.jpg _DSF9718.jpg _DSF0213.jpg

街歩き
始めにも書いたけれど、とにかくカッコいいです。カッコ良さにも深みがある。
所々、新しいビルが建っていたり、予想以上に街が綺麗(ゴミとかグラフィティが少ない)のはオリンピクゲーム招致の影響でしょうか?地下鉄の路線図なども見やすく、日本のサインデザインともよく似ていた。

_DSF9819.jpg _DSF9833.jpg _DSF9731.jpg

_DSF9861.jpg _DSF0122.jpg _DSF0126.jpg

_DSF9938.jpg _DSF9932.jpg _DSF9812.jpg

いつもの様にフリーマケーッともいくつか廻りましたが(これは制作の為の資料収集でもあるので重要)
驚く程に良い物がない…、というか良さそうな物は沢山あるのだけれど、好みの物がない…。
ドイツのフリーマーケットの様にとにかくなんでもありって訳でもなく、北欧のセカンドハンドの様にセンス良い使える日用雑貨があるって訳でもなく…、何だか結構選別されちゃってるか、すっごいどうしようもない物かって感じ、雑貨も古着も。特に古着は東京や札幌の古着屋と良く似ていました。仕入れルートが似ちゃってるのかな?ということで、この手の収穫はゼロ。


_DSF9696.jpg _DSF0115.jpg _DSF9870.jpg

_DSF9942.jpg _DSF0234.jpg _DSF9951.jpg

食事は、郷土料理と定番のフィッシュアンドチップスを多能しつつ、ドイツではちょっと味わえないオサレフードを頂いて来た。パキスタンカレーがとにかく美味しかった!
カレーを除くと、味の素っ気なさ見た目なんかは、アートのクールさともちょっと通じてるかも(?)


_DSF0193.jpg _DSF9859.jpg

ロンドン、なんだか街全体から醸し出される、私達全部持ってますよ、先行ってますよ的な余裕を感じた。

posted by ani at 11:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2012年11月03日

Lange Nacht

_DSF9663.JPG

今日はケルンのLange Nacht(長い夜)、街中の美術館、博物館、遺跡、トンネル、ギャラリー、アーティストスタジオ等々が深夜3時まで開放されているというイベント。
共通チケット制(16ユーロ、トラム乗り放題付きは17.5ユーロ)で、チケット価格は安い訳ではないですが、普段は入れない様なところもあったり、それぞれのミュージアムも通常は学割が利いたとしても5〜8ユーロくらいだと思うし、会場を繋ぐツアーバスも15分おきに回っている便利さからすると、結構お得です。

これまで欧州中、色々とリサーチに回っていましたが、ケルンのミュージアム系(沢山ある)はまだ見きれてなかったので、これを期に気になっていたところをぐるり巡って来ました。

_DSF9392.jpg

_DSF9403.jpg

まずは、日本文化会館にて自作も含まれる上映企画311-What is to be remembered?に参加。
このプログラムはSVP2により昨年マレーシアの映画祭で上映されたもので、20名の映像作家よる311をテーマとしたオムニバスプログラム。
SVP2メンバーでケルン在住の映像作家中沢あきさんの働きかけにより、ケルンでの上映が実現。SVP2、あきさんに本当に感謝です。
上映と共に、同館で写真展も鑑賞。時間と場を隔てて、異国で改めてこの問題と向き合うことに、何とも言えない重みを感じざるを得ない。
そして、写真、映像ともにメディアとして表現者の立場からどう捉え伝えて行くかという意味で、SVP2の活動と海外でこのプログラムが上映されることに深く共感を覚えました。帰国後は、是非北海道でも上映させて頂きたいです。

_DSF9420.jpg

_DSF9426.jpg

かなり混んでいたのでバスを避けて、トラムで次のギャラリーへ。
これまでもギャラリー巡りは殆どしていませんが、運良く映像インスタレーションの良作を見られた。良い感じ。

_DSF9431.jpg

散策途中にビールを振る舞う移動式バーなんかも出ています。

_DSF9433.jpg

_DSF9453.jpg

続いて、徒歩移動で、応用芸術美術館へ。
ラジオとか、70年代のライフスタイルにおける未来観がとても面白かった。
Joe ColomboのTotal Furnishing Unitのプレゼン映像なんかは、SF×(かける)実験映画みたいでカッコ良すぎる。

_DSF9460.jpg

_DSF9466.jpg

お次ぎは、普段は見られない遺跡発掘現場の見学。ガイド付き(独語)です。
ケルンのDom(大聖堂)周辺は、結構工事中の穴ボコだらけでなんですが、これはローマ時代の遺跡が街の中でいくつも見つかるからなのです。外見は普通の工事現場とあまり変わらないので景観的には、微妙なところも多いのですが、実際に発掘現場に入ってみると時間を飛び越えて不思議な感覚です。

_DSF9474.jpg

大聖堂のライトアップはいつ、どこから見ても綺麗。

_DSF9475.jpg

_DSF9483.jpg

_DSF9492.jpg

_DSF9497.jpg

_DSF9500.jpg

_DSF9503.jpg

続きまして、ホームタウン・ケルンで未だ訪れていなかった歴史博物館。
Domの建築過程、2次大戦後の街の状況などケルンの歴史に触れる。
昔のKioskとか魚用の食器、ライン川の木材運搬模型等も面白い。
そして、展示室が人でみっちりしている中、歴史博物館とは何と〜も言い難いロックライブ(ミスマッチという意味で)が始まる。
でも、すんごい盛り上がり(笑)みんなこれを待っていたのか。

_DSF9509.jpg

_DSF9508.jpg

_DSF9512.jpg

各会場、入り口付近では、ビール、ソーセージ、ポメス等が売っているのもお決まり。
ドイツでは、デフォルトのセットです。もちろんビールは頂いちゃいます!

_DSF9515.jpg

_DSF9518.jpg

_DSF9519.jpg

_DSF9551.jpg

_DSF9523.jpg

_DSF9526.jpg

_DSF9545.jpg

便利なツアーバスに乗り込み、気になるカーニバル博物館へ。
ケルンで毎年2月に伝統的なカーニバルが開催されます。以前お迎えのイザさん宅(家具をお借りしている弁護士さん)にてそのお祭り映像を見せてもらっていて、特におじ様達の本気の仮装への意気込みに興味心身なのでした。

_DSF9541.jpg

これまた興味深い文化です。うーん、実際に見れずに帰国が惜しい…。

その後、ライン川の地下を通るラインエナジー(電気かな?)のトンネル見学に向うも、とんでもない長蛇の列(しかも外)だったので断念。

_DSF9561.jpg

_DSF9564.jpg

_DSF9565.jpg

_DSF9574.jpg

_DSF9575.jpg

_DSF9578.jpg

_DSF9581.jpg

_DSF9582.jpg

そしてケルン名物の1つにもなっている、チョコレート博物館へ。
カカオのことや、ヨーロッパにおけるチョコレートの歴史を細かく展示しています。
ぼくは、とりわけチョコレートのパッケージ、昔の自動チョコ販売機に興味津々。
チョコとクマも昔から良いコンビネーション。

_DSF9599.jpg

深夜にチョコの試食で、wake up!

_DSF9600.jpg

1階のバーでは、軽快にダンスをしています。

_DSF9606.jpg


最後は、チョコレート博物館とも近いKHMにて、学生、関連アーティスト等の写真展、ビデオアート展、シアターにてアニメーション、実験映像の作品の鑑賞。
自家現像のWSで一緒だったEvamaria(パフォーマンスアーティスト)の映像作品が非常に興味深かった。

と、この時点で、深夜2時半を過ぎる。トラムで帰宅。
充実の長い夜だったけど、結構ヘトヘト。
3時以降は幾つかの会場が、ダンスパーティ、音楽ライブと化すのだそうです…。

どの会場も本当に良く混んでいて、家族、友達、カップル、みんなで楽しんでいます。
スタッフ人達も基本的にみんな笑顔で楽しそう。
これから始まるドイツの長くて寒い夜を、なんとかクリスマスが来るまで乗り切って行こう!って景気漬けみたいな感じもあるのかな?
とにかく、大人が生活を楽しむ為に文化イベントへ参加するエネルギーには脱帽するのでした。
posted by ani at 08:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記