会場がいくつもあるので、結構ボーリュームがあります。
最終日なだけあって、かなり沢山の人が見に来ている。
学生達が、自分の家族(恐らく両親やおじいちゃん、おばあちゃん)を案内している姿が印象的。

ここは、KHMが学内で運営するギャラリーglasmoog。専属のキュレーターもいて、普段は学生や関連作家の企画展もしています。

とにかく、映像インスタレーションが多い。

4月に見学した時にはカオスだったファインアート系の学生のアトリエスペースも綺麗に片付いて展示空間に。
静電気作品に子供が大興奮。


フォトラボに向って写真作品が並びます。

まぁ、こういうのもあります。

地下の撮影スタジオにて、風、映像、布を用いたインスタレーション。

イメージをサウンドへ。

扱う媒材へ対するダイレクトな表現が多いです。

ガレージ全体を使って水のインスタレーション。

再び教会へ、抽象的な写真もかなりの大判。

こちらは、ディバイス系のラボ。普段と変わらない様相の中に何気にインタラクティブ作品が。ワークショプもあったのかな?
このラボはすごくラフなんだけど、面白い雰囲気を醸し出しているところです。次のセメスター(学期)でセミナーに参加してみようかな。

建物を繋ぐ通路にも、ビデオインスタレーション。



アニメーションのオープンラボがなかなか面白かった。
本来展示系の作品分野ではないけれど、スタジオ全体を使って見せ方に工夫をこらしたプレゼンでした。


外には、覗き見系のこんな作品も。


会場を見て回っていると、この車と、この車の外装に似たデザインのユニフォームの人達を沢山見かけます。
KHMは普段、機材や設備の関係上、かなり厳しいセキュリティーがかかっている。Rund期間中は、ほぼ全館解放しているので、
恐らく民間(?)の警備会社に管理を委託しいるのだと思います。

会場内には、展示スペースへ向けて至る所にこういった道しるべがされています。ラフだけど悪くない。そして分かりやすい。


暗室のある地下のアトリエ件展示スペースでも映像インスタレーションが。
この2点は、今回Rundを見た中でも、なかなか良い作品でした。

最後はAula Kinoで、映画のプログラムを鑑賞。
毎プログラムかなりの動員があります。ドキュメンタリーの作品がじっくり制作時間もかけていて、なかなか面白かった。

全体を通じて、メディアとの関わり方に対する表現や取組みへの傾向が強く、教育的な面での特色もよく出ている様に感じました。
具体的な形やイメージにし難いテーマを映像、サウンド、身体、テクノロジーによって問題提起していくといった様な…。
記録に残すには、モノが少ないのでなかなか難しい内容でしたが、学生のレベルや大学の取組み等、非常に参考になりました。
タイミングがあえば、他の大学の発表会も見てみたいところ。