昨日は、暗室の鍵を受け取りにKHMの施設管理オフィスに行った。
昼休みで今週末はRundgang(学祭&卒制発表会)ということもあって学生で混んでいて、ちょっと並んでから中に入った。
スタッフのおっちゃん2人とおばちゃん1人が、のんびりしてるわけではないけれどマイペースで学生をさばいている。
結構年代ものコンピューター(敢えてパソコンじゃなくそう書きます)と、
ドでかく分厚いファイルや書類に埋もれた(但し書類の積み方や物の置き方は整っている)部屋の奥で、
メガネ、チリチリ白髪で少し後退気味、ケミカルジーンズ、とくにお腹がピッチピチポロシャツをインのおっちゃんがケバブとポテトをムシャムシャ食べている。
上下黒で、Tシャツの丈が長め、白髪まじりでロング、小柄で体格の良いおばちゃんが学生の対応中。
「それ、どこで買ったんですか!?」なダークで国籍不明のアロハみたいな半袖シャツに首からモバイル、IDカード、鍵などジャラジャラぶら下げているおっちゃんが、まずぼくの対応をしてくれる。
そして、その部屋には何故だか、ずーっとBon Joviが流れている。。。 ラジオなのか、有線なのか、CD?
何だかその光景が、強烈に印象に残ってしまって、、、
で、どうしてそれが印象的だったかというと、ぼくが中学生くらいの頃に、勝手に思い描いていたアメリカの印象其の物だったから。
多分、そのころ見ていた映画やアメリカのTVドラマのワンシーンで出で来る、守衛室だとか、車修理屋さんの事務室だとか、ガソリンスタンドの屋内だとか、、、そ〜んな感じ。
Bon Jobiの昔の映像見てみたら、服がスタッフのおっちゃん、おばちゃんと何かそっくりだったり。
子供の頃の、もの凄〜く勝手な、「海外=アメリカ」という変な思い込みにフィードバックしてしまった。
それで、ふと思ったのが、アメリカの文化って今はどんな風に浸透してるんだろうか?
昨日のあの光景は、ドイツオリジナルの日常風景なわけでははずだし、やっぱりアメリカ文化が入ってきてのあの日常なのだと思う。
特に80年代に青春時代の世代の定番なのかなぁ?
今アメリカの文化をカッコイイとは思っていないけれど、自分が影響を受けた美術、実験映画はやっぱりアメリカが源流にある。
もちろん師匠の影響もあるけれど、そもそも自分が興味のあったものはアメリカに多いし、日本にいると例えばヨーロッパとアメリカの2つだと、どちらかと言えばアメリカに引っぱられている(若しくは、いた)方がマスなはず。
ドイツに来てわざわざアメリカのことを考えるというのも変な話だけれど、そんな風に世界を見てみることにあまり違和感はない。違和感がないだけにアメリカって怖いなぁとも、ちょっと思う。むーんアメリカ…
そんな風に思うのって、ぼくだけだろうか…?
それにしても昨日のあの光景、インパクトが強過ぎて、今日も独語の勉強をしつつ「Livin' On A Prayer」(因にぼくはファンでも好きでもないです…)が頭の中をループなのだ…むーん。
あ、やっぱちょっと好きだったかも、PV込みでRunawayだけ(笑)