2012年07月28日

Ich lerne seit drei Wochen Deutsch.

毎日ドイツ語の勉強も3週間目が終了。
ほぼ0からの出発だったので、ようやく先生の言ってることがなんとな〜く聞き取れてきた?くらい。

毎日、冠詞に人称代名詞に動詞の変化のくり返し。
Ich du er sie es wir ihr Sie mein dein sein ihr unser euer mir dir ihm ihnen mich dich ihn ...
der die das den einen eine ein keinen keine kein ...
habe hast hat haben …

Hmhm..., das ist zu schwer…
むーん手強すぎる。

でも、まぁ勉強自体はなかなか楽しんでやってます。
他の言語を徐々に体の中に入れて行く感じが、何だか面白い。
あと、ちょっと変な言い方だけど、外国人としての罪悪感(?)みたいなのも薄れて行く感じがする。

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今日は、体の各部を覚えて、具合の悪い時、病院でのあれこれみたいなのもやりました。
教科書の絵、気になる(笑)

1ヶ月の集中クラスも残り1週間、どのくらい基礎をたたき込めるかだな。


語学の帰りに偶然こんなパレードに遭遇。
今週のケルンは暑かった。

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2012年07月22日

Ich wohne seit drei Monate in Köln.

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さて、本日でケルン滞在も3ヶ月となりました。
2週間前には無事ビザも届いたし、知り合いも徐々に増えていってるし、ケルンがすっかり身にも心にも染み渡って来た。リサーチもケルン近郊に限らず、オランダ、スウェーデンと良い感じ。

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今月からはドイツ語のクラスにも通い始めました。久しぶりの勉強で四苦八苦。
ドイツ語でドイツ語を教えられるもんで、始めは何が何やら???だったけれど、中学校以来の初めて語学学習、結構楽しいものです。
次のセメスター(学期)までには、聞き取り程度は何とか、と思っているけれど、、、険しい道のりではあります。。

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今日は、天気も良かったのだけど、7月に入ってからはずーっと天気が悪くってほぼ毎日雨で、窓を閉め切っていたら、バスルームの壁に黒カビが出てしまった。
換気扇とかはついてないから、どうしてもこうなっちゃうのねぇ〜、、、
ということで朝早くからdmへ行ってカビ退治グッズを揃えて、まずはお掃除。

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ピカピカにしてやったぜ!

日中は独語復習とデスクワーク。
8、9月の予定も徐々に埋まってきて、この2ヶ月間は結構忙しそう。

あとは、今週無性に肉が食べたくなっていたので、金土限定オープン例のお肉屋さんへ。
早速、習いたてのドイツ語でラム肉をオーダー、通じたのは良いけど、
お肉屋のおいちゃんがとっても優しく何作るんだい?それに合わせて裁いてあげるよという返しに、上手く応えられなかった…、
う〜ん、ゴメンおいちゃん。でもちゃんとステーキ用に4切れ裁いてくれた。ありがとう、おいちゃん!
今度は調理の仕方とか材料しっかり覚えて出直して来るよ!
ここに毎週通ったら、料理のしかたからドイツ語覚えられそうだな(笑)
ある意味ぼくにはそれが近道かも(単語を置き換えればそのまま作品の説明とかにも応用出来そうだし)。

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買ったラムは、塩こしょうとクミンをまぶした後、白ワイン、オリーブオイル、ニンニク、しょうが、レモン汁、ローズマリで2時間くらいマリネ(漬けてほっとくだけ)

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グリルしたニンジン、ズッキーニを添えて、トマトとパプリカのソースにしました。
うーん、お肉が新鮮過ぎて美味い!

さぁ、4ヶ月目もみっちり充実させて行こう。

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2012年07月20日

続Rundgang2012

7/15日曜日も引き続き、Rundを見に。
会場がいくつもあるので、結構ボーリュームがあります。
最終日なだけあって、かなり沢山の人が見に来ている。
学生達が、自分の家族(恐らく両親やおじいちゃん、おばあちゃん)を案内している姿が印象的。

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ここは、KHMが学内で運営するギャラリーglasmoog。専属のキュレーターもいて、普段は学生や関連作家の企画展もしています。

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とにかく、映像インスタレーションが多い。

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4月に見学した時にはカオスだったファインアート系の学生のアトリエスペースも綺麗に片付いて展示空間に。
静電気作品に子供が大興奮。

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フォトラボに向って写真作品が並びます。

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まぁ、こういうのもあります。

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地下の撮影スタジオにて、風、映像、布を用いたインスタレーション。

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イメージをサウンドへ。

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扱う媒材へ対するダイレクトな表現が多いです。

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ガレージ全体を使って水のインスタレーション。

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再び教会へ、抽象的な写真もかなりの大判。

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こちらは、ディバイス系のラボ。普段と変わらない様相の中に何気にインタラクティブ作品が。ワークショプもあったのかな?
このラボはすごくラフなんだけど、面白い雰囲気を醸し出しているところです。次のセメスター(学期)でセミナーに参加してみようかな。

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建物を繋ぐ通路にも、ビデオインスタレーション。

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アニメーションのオープンラボがなかなか面白かった。
本来展示系の作品分野ではないけれど、スタジオ全体を使って見せ方に工夫をこらしたプレゼンでした。

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外には、覗き見系のこんな作品も。

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会場を見て回っていると、この車と、この車の外装に似たデザインのユニフォームの人達を沢山見かけます。
KHMは普段、機材や設備の関係上、かなり厳しいセキュリティーがかかっている。Rund期間中は、ほぼ全館解放しているので、
恐らく民間(?)の警備会社に管理を委託しいるのだと思います。

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会場内には、展示スペースへ向けて至る所にこういった道しるべがされています。ラフだけど悪くない。そして分かりやすい。

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暗室のある地下のアトリエ件展示スペースでも映像インスタレーションが。
この2点は、今回Rundを見た中でも、なかなか良い作品でした。

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最後はAula Kinoで、映画のプログラムを鑑賞。
毎プログラムかなりの動員があります。ドキュメンタリーの作品がじっくり制作時間もかけていて、なかなか面白かった。

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全体を通じて、メディアとの関わり方に対する表現や取組みへの傾向が強く、教育的な面での特色もよく出ている様に感じました。
具体的な形やイメージにし難いテーマを映像、サウンド、身体、テクノロジーによって問題提起していくといった様な…。
記録に残すには、モノが少ないのでなかなか難しい内容でしたが、学生のレベルや大学の取組み等、非常に参考になりました。
タイミングがあえば、他の大学の発表会も見てみたいところ。


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2012年07月16日

Rundgang2012

先週末は、KHMのDproma(卒業研究)作品と年間の成果発表企画であるRundgangを見てきた。
KHMは、各分野のラボや講義室、シアター、ライブラリー施設が1つの通りに面して点在し、
Rundは、校舎全体に加えて、校舎の並びにある教会、ギャラリースペースの様なところも会場に仕立てて開催されていた。

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教会の会場は、教会内をフルに活用しての展示。主にインスタレーションや大判の写真作品。
フォトラボは大判出力の設備が充実していて、カメラテクニックでもあらゆるカメラが貸し出されているので、
写真作品は、堂々と大判を展示しているものが多かった。
しかし、この会場は教会の建物としての存在感が強いので、インスタレーションはちょっと損していたかな?
パイプオルガンがかっこ良すぎる。

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こちらは、教会向えのギャラリースペース。グラフィティのプロジェクト作品(Dploma)と1CHビデオインスタレーション(HD)と写真作品など。

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この教会です。鐘がもの凄く大きな音(でも良い音)でなります。19痔です。

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この日は、19時からExperimental Film のクラスのオープンラボの特別プログラムで16mm作品の上映。
会場は、studio A 今は使われていないポスプロのスタジオと撮影スタジオがある施設で、建物自体はケルンでも最古の建築の1つだそう。
KHMの中でも、かなり面白いところです。
学生の自家現像共同作品に加えて、Peterとぼくの作品も上映されました。
上映作品は図ったかの様にオプチカルサウンドとイメージの問題をテーマにしているもの。ザ・メディアアート!
オーガナイズしている学生によると偶然だったみたいだけど、なかなか良いプログラムでした。

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上映が終わると、図書館とstudio Aの中庭で、サウンドアートの学生の緩やかライブ中。楽器があるけどプレーヤーがいない。

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夜は、Peterのお誘い。
Ebertplatzというエリアのギャラリーが集まるところでクロージングパーティーがあるとのことで、遊びに行ってみる。
サークル状に吹き抜けになった地下鉄直結の地下広場にぐるりとギャラリーが隣接するかなり面白いところだった。

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映像作品が多かった。展示のクオリティがいまいちだけれど、内容的には悪くなかったなぁ。
KHMの学生もチラホラと。時間の関係か人の入りはそこそこでした。

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Ebertplatzをさらりと見た後は、ライン川の花火大会へ。
なかなかに凄い人の集まり。そして、皆背が高過ぎて全然前が見えません。

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場所取りに失敗して、花火にジャストで街路樹丸かぶり!
かなりシュールな花火鑑賞になりました(笑) でも、これはこれで結構よかったな〜。
打ち上げ花火の仕掛けが日本と微妙に違っています。
細かく回転するのが面白かったなぁ、あと一発目の花火は打上った後風船が降って来ました。

帰りは、雨の中自転車で、寒いんです、未だに。ケルン夏が来ない…

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2012年07月15日

近所のお祭り

先週の話、近所の通りでお祭りがあったので行ってみた。

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ぼくらの家からは歩いて5分くらい、アトリエや個人経営のデザインショップ、良い感じのカフェ、金土限定オープン肉屋さん(ここの肉はホントにウマい)等々、センスの良いお店な点在するマニアックなオシャレストリート。

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通りを埋め尽くす、すっごい人の入りに、至る所で野外クラブ化、ライブ化状態。
この多国籍な感じは、やっぱり新鮮だなぁ〜

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大人は遊んで、子供が店番。これもまた自立を促す良いシステム?
小さな子でもしっかり商売していました。
各お宅や、お店、アトリエの前でフリマや食べ物等々、たくさん売ってます。

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野外子供向け電子工作!
アトリエが多いのでワークショップも盛ん。
ここでは、サウンド系のメディアアーティストによる、簡単テルミン作ってみよう!みたいなの。

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カッコいい庭のある、アトリエも開放。
作品の販売もしています。

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几帳面に溢れ出す、ゴミ。

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とにかく、みんな飲んで、食べて、しゃべって、踊って、歌って、買い物して、と大賑わい、
ぼくらは夕方に見に行ったけど、この調子で深夜まで続くので、若者がどんどん増えて来ていた。

こんな感じで、他のストリートでも夏の間ちらほらお祭りが開かれるそう。
自分たちも大いに楽しみつつ、商店街のアピールにもつながる良い仕組みだなぁ。
アーティストもお肉屋さんも雑貨屋さんも服屋さんも生地屋さんもCD屋さんもカフェもレストランも住民も、
みんな一緒くたんで盛り上がってるのが良いね。



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2012年07月13日

なぜかアメリカ

昨日は、暗室の鍵を受け取りにKHMの施設管理オフィスに行った。
昼休みで今週末はRundgang(学祭&卒制発表会)ということもあって学生で混んでいて、ちょっと並んでから中に入った。
スタッフのおっちゃん2人とおばちゃん1人が、のんびりしてるわけではないけれどマイペースで学生をさばいている。
結構年代ものコンピューター(敢えてパソコンじゃなくそう書きます)と、
ドでかく分厚いファイルや書類に埋もれた(但し書類の積み方や物の置き方は整っている)部屋の奥で、
メガネ、チリチリ白髪で少し後退気味、ケミカルジーンズ、とくにお腹がピッチピチポロシャツをインのおっちゃんがケバブとポテトをムシャムシャ食べている。
上下黒で、Tシャツの丈が長め、白髪まじりでロング、小柄で体格の良いおばちゃんが学生の対応中。
「それ、どこで買ったんですか!?」なダークで国籍不明のアロハみたいな半袖シャツに首からモバイル、IDカード、鍵などジャラジャラぶら下げているおっちゃんが、まずぼくの対応をしてくれる。
そして、その部屋には何故だか、ずーっとBon Joviが流れている。。。 ラジオなのか、有線なのか、CD?

何だかその光景が、強烈に印象に残ってしまって、、、

で、どうしてそれが印象的だったかというと、ぼくが中学生くらいの頃に、勝手に思い描いていたアメリカの印象其の物だったから。
多分、そのころ見ていた映画やアメリカのTVドラマのワンシーンで出で来る、守衛室だとか、車修理屋さんの事務室だとか、ガソリンスタンドの屋内だとか、、、そ〜んな感じ。
Bon Jobiの昔の映像見てみたら、服がスタッフのおっちゃん、おばちゃんと何かそっくりだったり。

子供の頃の、もの凄〜く勝手な、「海外=アメリカ」という変な思い込みにフィードバックしてしまった。

それで、ふと思ったのが、アメリカの文化って今はどんな風に浸透してるんだろうか?
昨日のあの光景は、ドイツオリジナルの日常風景なわけでははずだし、やっぱりアメリカ文化が入ってきてのあの日常なのだと思う。
特に80年代に青春時代の世代の定番なのかなぁ?

今アメリカの文化をカッコイイとは思っていないけれど、自分が影響を受けた美術、実験映画はやっぱりアメリカが源流にある。
もちろん師匠の影響もあるけれど、そもそも自分が興味のあったものはアメリカに多いし、日本にいると例えばヨーロッパとアメリカの2つだと、どちらかと言えばアメリカに引っぱられている(若しくは、いた)方がマスなはず。
ドイツに来てわざわざアメリカのことを考えるというのも変な話だけれど、そんな風に世界を見てみることにあまり違和感はない。違和感がないだけにアメリカって怖いなぁとも、ちょっと思う。むーんアメリカ…
そんな風に思うのって、ぼくだけだろうか…?

それにしても昨日のあの光景、インパクトが強過ぎて、今日も独語の勉強をしつつ「Livin' On A Prayer」(因にぼくはファンでも好きでもないです…)が頭の中をループなのだ…むーん。

あ、やっぱちょっと好きだったかも、PV込みでRunawayだけ(笑)


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2012年07月10日

35mmワークショプ

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7/5(木)Peter(Miller)のお誘いで、彼のレクチャーによる35mmワークショプに参加してきた。

ぼく自身、過去にインスタレーションや展示系の作品では、35mmを使ったものもあるけれど、上映用としては初めての作業となる。
ワークショップの内容は、半透明の小さなものを持ち寄ってのレイヨグラム。Peterが事前に準備した1秒分約40センチくらいの35mmフィルムにじゃんじゃんレイヨグラムして行く。

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きっとこれは、シカゴとチェルカッスキーのところで得たノウハウなんだろうな。手法としては、ぼくの映画つくりの基本形と一緒。
Peterの作品にも同じ手法を用いたものがいくつかある。
しかし、広々とした暗室でスケールアップしたフィルムでのレイヨグラムは楽しかった。
映写機と編集機さえあれば、WSとしては16mmよりも断然面白いし効果的。このKHMの環境は本当に羨ましい。

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最後にWS完成作品は、ほぼ映画館同様の学内上映施設Aulaで上映。しかも映写は専属スタッフの映写技師さん。

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質感の鮮明さが全然違う!
うーん、やっぱりフィルムは面白い。非常に刺激的なWSでした。Danke, Peter!
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2012年07月09日

Stockholm

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長い様で短いこのドイツでの滞在中には、出来る限りヨーロッパ諸国へのリサーチも行きたいという計画です。
映画祭に限らず色々なことについて。
今回は北欧第一弾ということで、スウェーデン・ストックホルムへ行ってきました。

ストックホルムには、大学の研究室の先輩エンドウさん(照明デザイナー)が住んでいるので、
久しぶりに会うのも楽しみだった。そしてすっかりお世話になりました。ありがとうごうざいます!

事前情報もあって、短い旅だったけど的を絞って見て来れた。

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まずは、とにかく街の中がオシャレ、風景、建物、人、デザイン、雑貨、、、
なんかもう、日本で、あぁこれおっしゃれ〜と思っていたものが全部ある感じ。
ま、あたりまえかぁ現地に来たんだし。逆にほぼ全部ある日本ってすごいかとも思った。
こちらでドイツ人と話すと、北欧がオシャレで素敵という感覚はあまり無いみたい。
美味しい魚食べるとか自然が良いとかって話になる。

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あ、たしかに揚げたニシンのオープンサンドもサーモンも美味しかった。

いつもの様に、歩いて歩いての散策。時間も限られているので、街を見る、美術館、博物館を見る。
そして、予想通りというか目的通り買い物もいっぱい出来てしまった。

近美では、ちょうどアクションペインティングの企画展をやっていて、これがなかなか面白かった。
作品の1/3ほどがビデオ用いたパフォーミングアート(ビデオアートの古典に限らず最近のものも)と言うのも良かったし、入り口を分かりやすくしつつ、絵画に留まらない(れない)美術の仕事を見せてくれる感じが、納得出来たかな。

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展示の最後を締めくくるラウシェンバーグのこれが良かった。

期待のコレクションは1/3がオノヨーコ特別展示になっていて、ちょっと残念…。
あ、でも、久しぶりに見たFlyは良かったな。
その他、かなりミーハーにわかりやすく良いコレクション。そのセンスの良いコレクションの中にぽつりぽつりと、あれれ?な作品も、そう言うのは大抵スウェーデンのアーティストだった。史上のビックネームの中にローカルアーティストが入るとこんなにも異色に見える物なのかなぁ?手法や文化、地域的ににもアウトサイダーってことではないと思うんだけど、この見え方は不思議だった。善し悪しの判別はできないけれど、美術館の規模も考えると、そう言う比較を出来ちゃうくらいの定番作品を揃えられるリッチなコレクションが羨ましいなぁと思った。
動くティンゲリー、良かった。

映像作品の展示では、Gunvor Nelsonがあって驚いたんだけど、彼女スウェーデン出身でした。
てっきり、西海岸の作家と思っていたけれど、なるほど年代的に他作家と比較すると、あのちょっと小洒落た感じがしてたのはそういうことだったのかぁ。そしてやっぱり好きな作家。Take Offが最高!

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民間の新しい美術館にも行ってみました。
コンテンポラリーアートの企画展をメインとする、Bonnierskonsthall。ここは写真撮影NG。でも美術学生ならば学生があれば無料。スウェーデンの女性彫刻家Klara Kristalovaの企画展。チェコで美術教育を受けた後、ストックホルム近郊を拠点に活動をしているそうだ。初めて見たけどかなり良かった。北欧のネガティブ、メランコリックとチェコのコワカワとのミックス具合が絶妙だった。

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北方民族博物館では、生活文化の歴史を堪能。特に面白かったのは、テキスタイルの閲覧棚と食卓の歴史。
街を歩いていても、雑貨屋やアンティークショップがひたすらに多くて、更にアフリカンなものやトルキッシュなものをリデザインした様なものをよく見かけていて、それがカッコいいんだけど、どうしてかな?って思っていた。
博物館で生活雑貨の遍歴を見ていて少し分かった気がするのは、元々そんなにデザイン的に優れているって訳ではなく、色も形もぼんやりしていてどちらかというと野暮ったい感じなんだけど、唐突にエキゾチックな要素が出て来たり、その扱い方が結構良かったり…、で、現代に近づくと、あら北欧デザイン素敵!みたいな流れ。
北国の暗くて憂鬱な環境に、異色の文化要素をビジュアル的に取り入れるのが上手いんだなぁと。そう言うことが現代の街の中にも上手くとけ込んでいるんだなぁと思った。日本人(あるいは北海道人特定かもしれない)が憧れる要因ってそう言うところなんじゃないだろうか。
で、それを美術の分野に置き換えてみると、近美で見た真っ当なローカル美術よりもBonnierskonsthallで見たKlara Kristalovaの方が圧倒的に面白いし魅力的。魅き付けられる要因は「異文化ミックス」なんだなと。
そうすると地元の人にも外から来た人にも色んな方面で広がりがある様な気がした。

その他、事前情報で頂いていた、美術大学コンストファックは夏休み中、楽しみにしていた洞窟みたいなの地下鉄駅も丁度工事中で閉鎖、デザイン博物館も日曜日時間制限かやってなくて微妙にハズレもあってちょっと残念だったけど、また今度。

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レポはざっくりだけど、今回も盛りだくさんに詰め込んでこれました。北欧入門編、ハイセンスな異文化ミックスの街ストックホルム。良いリサーチになりました。
次はデンマーク、フィンランド、ノルウェーと北欧制覇を狙っていますが、どこまでいけるかな?

フォトレポはこちらから
http://flic.kr/s/aHsjAtdnJL
posted by ani at 10:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2012年07月07日

the plates in June

6月の食事をアップ。

http://flic.kr/s/aHsjAsRLvG

スパゲティーが多かったな。
posted by ani at 03:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記