
昨日は、
BEGINNINGと
サッポロ未来展を見に行ってきた。
札幌で展覧会のハシゴをするのは、もしかしたら学生以来かもしれない。
どちらの企画も同世代の若手作家やキュレーター達によるもの。
内容的には対照的な2つの企画展だけど、今の札幌の美術の動きだったり塊として面白かった。
夜は、パルコ新館で開催中のBEGINNINGのオープニング、2次会
PROVOに参加して、
25時くらいにお店を出た。
自転車が乗れるようになるまでのこの時期、飲み会の帰りは基本歩きで、ルートが3つほどある。
昨日は、久しぶりに豊平川沿いのルートで帰った。
ぼくの場合、歩いていたり自転車に乗っている時に面白いことを思いついたり、
作品の切っ掛けがフワッと浮かぶことが多い。
多分自分の中の一定のリズム感みたいなのと考えを巡らす波長みたいなのが合うのかなぁと思っている。
そう言うことが作品にも結構関係していて、これまで音の要素を取り入れることは殆どなかったけれど、
映像の中のリズム感というかテンポというかそう言うのはかなり重視していたりもする。
完成した作品だけではなくて制作過程でも、コマ撮りだったり、くり返し露光して現像して、乾燥して、
スプライサーでバチンッと切って繋げて、リワインダーを回してだとか、
映写機を回して、また繋げてといった作業をテンポ良くリズミックに進められるように
まずは机や機材をレイアウトしていたり、そんな感じで作業している。
作品つくりの間の全てがそうではないけれど、自分が機会の一部になったように
進める作業が心地よいというか、しっくりくる。
あとは、料理する時なんかもそんな感じかなぁ。
で、昨日の帰り道は、豊平川沿いの一本道をずっと歩いていて気がつくと橋、
またしばらく歩くと次の橋、またしばらく歩くと次の橋、そして川沿いを離れて坂を登る
といった移動のくり返し感が、あれこれ考えていることと上手く噛み合って良い考え事ができた。
その前に、ほぼ一日同じ地域の同世代の人達の今の温度を直に感じられてたのも、
きっと良かったのかな。
とても明るい満月で、夜中でも春先みたいに暖かかったし、
気持ちのよい空気と久しぶりに良いリズムの帰り道でした。