
ホテルはこんなです。レジデンスオーバーハウゼン。

この日も天気が良いです。

会場周辺の商店街には、朝から色んな屋台が出ていて市場の様な感じで賑わっています。


気付くとどのお店も商品の陳列がみんなきれい。
几帳面に整理して並べらてれいるのがドイツ的なのかな?

ぼく等はこういう所で生活雑貨、布、作品の素材を見つけるのが大好き。
ある意味今回の旅の大きな目的(仕事)の1つ。
またまた大量に仕入れて来ました。 笑

オーバーハウゼン映画祭で驚いたのは、作家・ゲストに対するサポート体制が何から何まで整っていること。
スタッフはみんなフレンドリーで親切だし、とにかく完璧です。
開催期間中の食事は、食券(無料)が配布されて、Festival Cafeや会場内の各スペースで好きな時間に、
気軽に飲食ができます。
食券は、メイン、スナック(スウィーツor軽食)、ワインorビール、コーヒー、
ソフトドリンク×2の計6枚これが全日程分あるので、朝食はホテルだし基本的には滞在中の食費がかかりません。




そのカフェもハンドメイドなとても良い雰囲気。
うーん、attaにもお庭が欲しい…。
普段は恐らくオルタナスペース件ライブホール(日本的にはクラブ?の割りにはとても明るい)
の様なところです。



料理もメイン、スナックともに毎日メニューが変わります。
味は、まぁその時々で良かったり微妙だったりですが、日本では味わうことの
ないものばかりで楽しめます。

映画祭では、基本的には1日中映画ばかりを見るので、その合間の時間に
食事をとったり休憩するのが結構難しい。特に見知らぬ土地であればあるほど。
でもここは、お店とは違ってオープンで気を使うこともなく、プログラムの合間
を縫って作家もスタッフもざっくばらんに会話を楽しみながら、ストレス無くまた次の映画へ
向かうことができます。
色んな国から集う作家・ゲスト達が映画祭を楽しむ為の仕組みが本当に良く出来ています。



午後は、ESSENの「Museum Folwang」へ。
こちらも建築が非常に特徴的(如何にもドイツって感じ)の美術館です。
中庭的な空間を囲みガラス窓というよりはガラスの壁と展示室が互い違いに交差
する様な構造です。

展示室の光がとても綺麗でした。
照明は天窓形式で自然光と電気照明で調節されています。
天窓のフレーム部分がスポット用のレールになっていてシンプル且つ機能的な設計。
スポットを使用しなければ天井も含めて全てがフラットな空間となります。
ここで見たリヒターの雲の絵がとても綺麗でした。

こちらが移動車。かなりのイケメン。


高速に乗ってオーバーハウゼンへ戻ります。

夜の上映まで、また散策。
この日のお試しドイツ名物は、ライベクーヘンという揚げポテト。
アップルソースをかけるのが本場風だそうです。
サクサクして、ジャムみたいなソースもそれ程甘くなくって美味しい。

道ばたに落ちているミニカーもやっぱりベンツ 笑

きれいな並木道が沢山あります。
でも、異国の雰囲気よりも見慣れた感じに思う。
ドイツに行ったと書かなければ、これは、あいの里とか真駒内公園とか、若しくは帯広な感じ。
そっくりです。


夜、上映会場へ。
オープニングの時突然撮り合いをした兄ちゃんは、映画祭専属のカメラマンでした。
こちらに気付いてまた撮り合う。レンズ越しのアイコンタクト 笑
この日の上映は、今回こちらでお会いするのを楽しみにしていた日本人作家の一人、
大山慶さんの作品が含まれたプログラムです。
作品は以前から拝見していてとても好きだったし、同年代で名前の漢字(&感じ)
も似てたりするので、ずっとお話したいと思っていました。
東京ではちょくちょく席を同じくする機会はあったもののなかなか話せず、
今回は、佐竹の上映の付き添いとしての映画祭参加でしたが、こう言う形で他国の
映画祭で出会って交流できることは、とても嬉しく光栄なことです。
作品もアフターディスカッションでのトークも非常に興味深く面白かった。
あまり包み隠さず結構ぶっちゃけちゃう感じが意外でした。素敵です。
トークでは、どんな風に作ったのか、あるカットの意味すること等、終始表現手法
や部分的なことについての質疑が多い様に感じました。これもドイツ風?
フランスではもっと全体的な意図や映像に対する考えみたいな話が多かった気がします。

上映終了後は、フェスティバルカフェで打上げ。
ギューギューなのです。
開催期間中は、毎夜こんな調子で、飲んだり、踊ったり(日本人は踊らない)、
映画の話をしたりと本当にお祭りです。